足跡

思った事や備忘録的な何か

ダンケルク

金曜に観にいってきました。

あらすじだなんだは他見た方が早いので個人的な感想だけ

 

 

 

 

 

 

 

 

元になってるダンケルクの撤退は以前、趣味で気になった事がありその繋がりで調べたチャーチルの項で知ってそこから少し掘り下げて調べた気がします。

そういう点でも気になってましたし、監督も自分が好きな作品が多い方なのであまり映画館に足を運ばない自分でも観るのに十分な理由がありました。

 

簡潔に面白いか面白くなかったかで言えば面白かったですね

ただ、好みの割れそうな作品だと思いました。

 

時間軸は冒頭の方でもざっくり説明がありますが、防波堤:1週間、海:1日、空:1時間をごちゃ混ぜに描いているので分かり辛いってのもありそうですけど、この時間軸通りで描かれるとそっち重点になりがちで後半の駆け足感が出てしまいそうな気がするので自分はこちらの方が退屈せずに観られました。

その辺とかの説明がそれしかないので状況が飲み込み辛いとかあるかもしれません。

 

冒頭の銃撃はめちゃくちゃ音がでかくてビビるのですが、「そう、ここは戦場なんだ」っていう引きこみ方とか凄い。

ただ、どちらかといえば時間との戦いみたいな焦燥感の方が強い映画でした。

 

海や空のメインで描かれるドーソンもファリアもかっこいいですね。

ドーソンは退役軍人だと思うのですが爆撃がくる時に戦闘機が急降下するのが分かっていてそれに対処する方法とか。油が海に漏れ出しててその後に想像し得る状況の判断とかも戦場を知ってるって感じでしたし、ファリアは計器が壊れても燃料の残量とか仲間と確認し合ってチョークで書き記して行くとことか冷静だなーとか撃墜の活躍っぷりもかっこいい。

 

撃墜した時の群集の歓喜の声とか無意識に自分も混ざって「うおおお」とか言い出しそうでヤバかった。映画館なのに(笑

あと先に撃墜されてしまってドーソンの息子のピーターに救出されたコリンズの応援なんかのシーンもヤバかった…

 

陸側のメインで描かれる人物は活躍らしい活躍はないのですが、何もできずにただ翻弄されるだけみたいな状況を見てしまうと「自分が戦場にいってもこんな感じだろう…」って視点で観てしまう部分もあるのでここら辺にリアルさを感じるというか。

むしろ途中の過程みてたら生き残ってるだけでも凄い。

 

結果を残せず帰国した際も罵倒されるかと思いきやビール?瓶渡されるシーンも印象深かったですね。

他人だろうがああいう事ができる人に自分もなりたいもんです。

 

壮大でドラマチックな起伏の激しい何かがあるといった作品ではなく、盛り上がりに欠ける感じなのかもしれませんが、自分はこういうの好きですね。