足跡

思った事や備忘録的な何か

趣味のタバコ

※喫煙ネタなので嫌煙のお方は読まないのを推奨いたします。

 

久しぶりに海外から購入する機会があったので

自分は趣味でパイプなるものを吸ってます。

正直見た事も聞いた事もない人は水道管みたいなものを想像するかもしれません。

 

というわけで画像

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後ろにあるのは専用のタバコみたいなもんです。

ライオンみたいなやつは、Drucquer&SonsというメーカーのBlairgowrie、緑と青い缶はMcClellandというメーカーのOriental Mixture No.1とメーカー40周年記念の40th ANNIVERSARY

大体吸い終わったらペン立てか小物入れに早代わりするのが定番でしょう。

想像してたのと違う!と思う方もいるかもしれませんが、パイプは結構シェイプと呼ばれる形状の数が多いので漫画とかで出てくるのは大体ベント(曲がった)ビリヤードと呼ばれるやつかと思います。

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このシェイプはプリンスと呼ばれる円を少し押しつぶしたような形状のボウルに微妙なベントを加えたステム(黒い部分)が特徴です。(中にはストレートのものもある)

サンドブラストという砂のような研磨剤を吹き付けて年輪のようなものを強調させた仕上げのものです。(メジャーな使い方だとガラスのコップとかに絵とかを残して残りの部分をスリガラスにしたりするのに用いられます)

 

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タバコは缶詰みたいになっててプルタブをオープンすると中はこんな感じ。

タバコ吸う人でもあまり知ってる人はいませんが、タバコは何種類かの品種をブレンドしたものが大半でそういうのを葉組みなんて呼んでたりします。

シガレットに一般的に用いられるのは

バージニア(糖度が高く甘い感じ)

バーレー(ちょっと香ばしい感じでバージニアに比べると糖度は低め)

オリエンタル(トルコやギリシャ等で栽培されるもので産地で結構特徴は変わるもののちょっとクセが強く華やかな感じ)

パイプ用はその他にも

ペリク(タバコの漬物でシガレットでもごく一部には用いられている)

ラタキア(タバコの燻製、産地にはキプロスとシリアがありシリア産は情勢がアレで枯渇状態)

とざっくりあります。

他にもキャベンディッシュというのもあります

大体主体になるのはバージニアかオリエンタルでその他は少量混ぜるといった形が大半です。

あとはバニラの匂いやチェリーの匂いといったフレーバーが付与されてるものとされてないものがあります。

シガレットのキャスターなんかはバニラフレーバーのタバコですね。

 

このタバコは買う前に葉組みをざっくり調べたような気がするけど忘れてしまった…

匂いを嗅いだ感じだとノンフレーバーでバージニアとオリエンタルとラタキアは間違いないと思うのですが…

 

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ざっくりこんな感じで詰めていきます。

慣れればほぐさないでそのまま詰めても吸えますが最初はほぐしながら詰めた方が間違いないです。

ちょっと面倒なのが、シガレットは助燃剤のようなものが含まれているので一度火がつけば放っておいても火が消える事はないんですが、パイプの場合は放っておくと火が消えます。

タバコの詰め具合もスカスカだと他の葉に燃え移らず、堅すぎると空気が通らないために失火するのでその丁度良いに慣れが必要です。

タバコは乾燥しすぎると辛くなる傾向があったり程よい湿度で管理すると熟成するのである程度湿ってたりするんですが、メーカーによってその具合もまちまちでそれも詰め具合に多少影響があったりします。

 

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一度目は表面を炭化させてやって万遍なく火を通しやすくする作業があります。

火をつけると少しタバコが浮き上がってくるので下の道具で平らにならしてあげてから本着火

 

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パイプは火を常に維持しないと消えてしまうので吸うだけではなく空気を送り込んであげる吹き戻しをしなくてはいけません

あの昔のお風呂とかで竹の筒で吹いて火を煽るアレみたいな感じですね。

あんなに強く吹く必要はなくて普通に呼吸する時の吐く呼気を送るくらいで十分ですけど

たまに熱いスープをすするくらいの感じで吸ってあげたりして甘い味のようなものを感じられたりすればokです

火が強すぎたり弱すぎたりすると甘いポイントからズレて味が悪くなるのでそのピントにうまく合わせて続ける感じで維持していくだけ

煙はほんのわずかに一筋昇るくらいでしょうか、線香みたいな感じかな?

シガレットなんかもこの火加減をうまく調整できると甘みがあったりしますが、火種が鉛筆みたいに尖ってると強すぎですね。

あと煙もモクモクでたりはしません。

火加減が強すぎるとpHがアルカリに偏るらしくタバコの味も消える上に刺激の強い煙になり舌が火傷したような状態になります。

シガレットの場合はある程度強く吸っても喫煙時間が短いため口内に影響は少ないのですが、パイプの場合長時間なので影響が出ます。

一番挫折する人が多いのがこの火加減に慣れるまでの道のりですね…

一度でも味わった事のないような強い甘みを体験するとそれをモチベーションにできるのですが、一度も経験できないと諦めが先にきます…

 

甘い感じとか感じられたりするものの具体的に食べ物に例えると何というのは少し難しい話だったりします。

正確には味というよりも砂糖を焦がした時やわたあめを作ってる場所の近くにいると甘い匂いが漂ってくるあの感じが口内や鼻腔の辺りで感じる感じですね。

バージニアなんかは元は黄色なんですが熱処理や熟成が進むと徐々に赤くなっていきさらに進むと黒くなっていきます。

黄色いバージニアは程よい甘さと酸味が混じるのでまだ青い果物といった感じや紅茶のような感じで黒くなったのは熟れた果物のような甘さだったりします。

 

最後にどうして海外からわざわざ輸入するのかってお話なんですが、日本国内だと種類が少ない上に一部の銘柄は海外から高い送料をかけて輸入して税金を払ってもトントンかそれ以下で収まるものがいくつかあります…

あとは円高、円安の相場次第でもありますけど…

ですので最初にいい体験をできると色々な味を体験したくなり自然と外に目が向くようになります。

 

 

最近は喫煙の風当たりも大分強くなり、タバコの値段も随分上がりました。

ですので、今までなんとなくで消耗していた嗜好品よりも少しでも楽しく美味しく吸う嗜好品という向きが最近では出てきています。

自分もその一人ですね。

ただ、正直全く知らない人から見るとアヤシイ葉っぱを詰めて吸ってる奇人変人にしか見えないので下手すると通報されたりします(笑)

いや、アヤシイ葉っぱじゃなくても十分奇人変人でしょうね…

ですので自分は外ではシガレットを楽しんで、家ではといった具合です…